
芝浦電子TOB
今年の2月に台湾のヤゲオという会社が、芝浦電子に敵対的TOBを仕掛けました。
芝浦電子側はこれに同意せず、対抗する形でミネベアミツミがホワイトナイトとしてTOBを仕掛け、
現在TOB合戦となっています。
TOB価格の変遷は2025年5月現在以下のようになっており、
| 日付 | 提案企業 | TOB価格 |
| 2025年2月5日 | ヤゲオ | 4300円 |
| 2025年4月10日 | ミネベアミツミ | 4500円 |
| 2025年4月17日 | ヤゲオ | 5400円 |
| 2025年5月1日 | ミネベアミツミ | 5500円 |
| 2025年5月8日 | ヤゲオ | 6200円 |
現在のTOB価格は、
- ヤゲオ・・・6200円
- ミネベアミツミ・・・5500円
となっているため、ヤゲオ側の勝利となりそうなところなんですが、一点問題があります。
外為法の承認
ヤゲオは海外の会社のため、芝浦電子を買収するにあたり外為法に則り、
財務省、経済産業省からの許可を得る必要があるのですが、これが結構難航しており、
本当にヤゲオが買収できるのかどうか不透明な状況で、
TOB期間もどんどん延期となっています。
TOB期間は7月15日までとなっていますが、おそらくさらに延期だろう、という予想が多くなっています。
まとめ
TOBの話が出たことは私にとって非常にラッキーで、多くの利益が見込めそうな状況になりました。
ただ、TOBの話が出てからすでに半年近く経とうとしていて、
TOBってこんなに長くかかるの?
といった印象です。
資金も固定されてしまうので、長引くのはあまり良くない展開ですね。
さて、今後どうなっていくのか注目していきたいと思います!
芝浦電子TOBについて

【芝浦電子TOB】芝浦電子TOBに関する考察
はじめに 半導体・電子部品業界では、部品の生産能力や技術を巡る国際競争・再編の動きが活発化しています。その中で、日本の温度センサ(サーミスタなど)技術を手掛ける芝浦電子は、2025年に入って大手各社による買収提案・TOBのターゲットとなり、...
