
前回、ようやく参議院選も終わって、お役所仕事も他の案件に力を入れられるようになったので、
このTOB案件も終わりが近いんじゃないかと書きました。
さて、結果はどうなったのか!?
‥‥延期!!
なんでやねん…。苦笑
8月1日まで待機期間と指定されていたこともあったので、さすがに8月に終わりだと思っていましたが、結局さらに延期となってしまいました。
コア業種
なんでこんなに外為法の承認が長引いているのか。
一部の方々の予想では、芝浦電子がコア業種に指定されているからではないか、ということです。
コア業種というのは、特に安全保障上の機微性が高いとみなされる業種のことで、
軍事転用出来るような技術などを開発している会社が指定されているようです。
コア業種に指定されると、外為法における対内直接投資(外国企業による日本企業への出資など)の際に、国の安全保障上の観点から制限がかかることがあるようです。
このため、芝浦電子は外為法の審査に通らないのではないかと、ミネベアミツミ側も考えているのかもしれません。
現在の株価
8月5日現在、株価は6020円となっています。
TOB価格は以下のようになっており、
- ヤゲオ‥6200円
- ミネベアミツミ‥5500円
通常であれば6200円にサヤ寄せしてくるはずですが、もしかしたら外為法の審査が通らないかもしれない、
という不安から6000円程度での取引が続いています。
今後の見通し
正直、もう全く見通せませんが、とりあえず審査期間が9月1日まで延期になりました。
TOB期間は8月18日へ延期されましたが、
おそらくこれも9月に再延長されるでしょう。
9月に本当に決着となるのか、
もうしばらく我慢して様子を見ていきたいと思います。
前回の報告

【芝浦電子TOB】2025年7月現在の状況
背景のおさらい(簡単に) まず、前提を手短に押さえておくと、本件では台湾の電子部品メーカーヤゲオ(Yageo)が芝浦電子に対して敵対的なTOBを仕掛けており、これに対抗して日本側企業ミネベアミツミ(Minebea Mitsumi)が“白騎士...
芝浦電子のTOBについて

【芝浦電子TOB】芝浦電子TOBに関する考察
はじめに 半導体・電子部品業界では、部品の生産能力や技術を巡る国際競争・再編の動きが活発化しています。その中で、日本の温度センサ(サーミスタなど)技術を手掛ける芝浦電子は、2025年に入って大手各社による買収提案・TOBのターゲットとなり、...

