【すかいらーく】株主優待の評価

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すかいらーく株主優待

すかいらーくホールディングス 株主優待制度の整理と評価

優待制度の概要

「すかいらーくホールディングス」は、6月末および12月末を基準日に、100株以上を保有する株主に対して、保有株数に応じてグループ店舗で使える「株主優待券(電子チケット)」を贈呈しています。
具体的な贈呈額は以下の通りです(2025 年時点):

保有株数6月基準(発送9月中旬)12月基準(発送翌3月中旬)年間合計
100~299株2,000円分2,000円分4,000円分
300~499株5,000円分5,000円分10,000円分
500~999株8,000円分8,000円分16,000円分
1,000株以上17,000円分17,000円分34,000円分

この制度は、株主優待として国内の飲食チェーンを運営する企業としては典型的な“食事券付与型”優待ですが、電子化が進んでいる点、1円単位での割引利用が可能な点など使い勝手に配慮されています。

また、利用可能店舗については、主に以下のグループ企業ブランドです。

  • 株式会社すかいらーくレストランツ(「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」「藍屋」など)
  • ニラックス株式会社(「グランブッフェ」「くし葉」などブッフェ/業態展開)
  • 株式会社トマトアンドアソシエイツ(「トマト&オニオン」「じゅうじゅうカルビ」など)
  • その他、一部譲渡先/子会社店舗等(ただし宅配・一部店舗では利用対象外)

利回り・評価

株主優待制度の「充実度」は改変前(2020年以前)と比べると縮小しています。例えば1000株保有時の年間優待金額がかつて69,000円だった時期がありました。

時期株数年間株主優待額
2020年9月前1,000株69,000円
2020年9月以降1,000株34,000円

現在の株価水準を利用して利回りを計算すると、概ね次のようになります(株価3,000円前後を想定・100株保有の場合)

  • 優待4,000円/株(100株保有)=投資額約30万円 → 優待利回り約 1.3 %
  • 配当利回り(予想)も0.6〜0.7%程度となっており、優待+配当を合わせてもおおよそ1.8〜2.0%程度とされます。

このように、外食系優待株としての“優待メリット”だけを目的とするには、以前ほど魅力的とは言えない水準になってきています。

ただ、最近は大きな話題になった資さんうどんを傘下にして、さらに経営規模を拡大するなど、好調なニュースも伝えられています。

活用ポイント・メリット

  1. 使い勝手の良さ
    • 電子チケット化されており、スマートフォン提示でも利用可能です。紙媒体を持ち歩く必要もなく、残高・利用履歴の確認や、他人(家族・友人)への共有・譲渡も柔軟に対応可能。
    • 優待券は1円単位で税込価格から割引でき、各種クーポンとの併用も可能とされており、実質的な“使いやすさ”が高めです。
    • 利用店舗が多数かつ有名チェーンを含むため、外食時の選択肢が広いのもメリットです。
  2. 権利確定・発送タイミング
    • 権利確定日は毎年6月末・12月末(最終営業日)です。
    • 6月末確定分は9月中旬発送、12月末確定分は翌年3月中旬発送となっています。
    • そのため、優待獲得には「権利付き最終日」までに100株以上を保有しておくことが必要です。売買タイミングに注意が必要です。
  3. 家族や複数名義での活用も可能
    • 100株保有であれば優待対象となるため、配偶者/子ども名義などを活用して複数名義で100株ずつ保有する“優待取得戦略”を採る投資家もいます。ただし、複数口座保有による管理コスト・手間も考慮すべきです。

留意点・デメリット・リスク

  1. 優待縮小の履歴あり
    • 2020年9月の改定によって、優待金額が大きく引き下げられました(例えば1000株保有時で年間69,000円 → 34,000円へ)。制度面の改悪リスクがゼロではないという事実があります。
    • 今後、外食業界の環境が悪化すればさらなる改定可能性を考えるべきです。
  2. 利回りが低め
    • 上記の通り、現在の株価水準から見ると優待+配当を含めても利回り2%程度なので、優待目的だけではインパクトに乏しいと言えます(他銘柄と比べて割安とは言い切れません)。
    • 外食業界というビジネスの特性(景気や消費動向敏感、原材料・人件費上昇リスク)も考慮する必要があります。
  3. 利用制限・店舗除外の存在
    • 優待券が使えない店舗も一部あります(例えば宅配店舗、業態による除外店舗など)という注意書きがあります。
    • 他のクーポンやポイントとの併用可とはいえ、利用前に実際の店舗で使えるかを確認することが望ましいです。
  4. 株価変動リスク・優待価値の変動
    • 優待価値=“一定額の商品券”なので、株価が大きく上昇すれば利回りは低下します。まさに「株価3,000円程度 → 優待4,000円では利回り1.3%台」という状況です。
    • また、株価の下落による含み損リスクもあり、優待目的とはいえ「元本割れリスク」をゼロとは言えません。

今後の判断ポイント&筆者見解

私は「現在、配当0.7%程度、優待+配当でも約1.8%ほどなので、純粋に投資という意味では今は買い時ではない」と感じています

私見を添えると以下のような判断ポイントがあります:

  • もし「外食優待を楽しむこと」が目的で、生活圏にグループ店が多く、優待を使い切れる確信があるなら、100株保有でも十分メリットはあるでしょう。
  • ただし、「優待利回り10%近く」などを期待して購入するのは現状では難しく、優待目当てだけなら他の銘柄(利回りが高い優待銘柄)を探す手もあります。
  • 外食チェーンとしての経営環境(人手不足、原材料高、競争激化、出店/撤退戦略)も注視しておくべきです。すかいらーくは国内外で多数店舗展開していますが、今後も成長が盤石とは限りません。
  • 株価が調整したタイミング(下方修正・外食環境悪化懸念など)があれば、改めて利回り改善の機会が出てくる可能性もあります。したがって「もう少し様子を見てから」が妥当と考えるのも正しい選択肢です。

以上を踏まると、すかいらーくホールディングスの株主優待制度は「使いやすさ・ブランド力・店舗数」といった強みがある一方で、「利回りの低さ・改悪リスク・外食業界の逆風」という課題も抱えています。外食優待を活用しつつ、投資として期待するならば、株価・業績・優待制度の変化を継続モニタリングする姿勢が望ましいと私は考えています。


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